こんにちは、PAOです!
終身雇用の崩壊が危ぶまれる昨今、転職は当たり前の時代になりました。
教員として働く方の中にも、転職を希望している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
わたし自身も、現在就活中で、教育関係の仕事や他分野の仕事など、幅広く職探しをしています。
応募の際には、履歴書が必要です。
わたしも何枚か履歴書を書きました。
…が、実際に書いてみると……、
履歴書って、どう書くのが正解なの?
教員?教諭?講師の場合はどう書く??
会社じゃないから、入社・退社じゃなくて…、えーっと、なんて書けばいいんだろう??
といった具合に、教員の履歴書の書き方は少し独特で分かりにくいものが多いです。
そこでこの記事では、現在就活中の元小学校教員のPAOが、教員向けの履歴書の書き方をご紹介します!
《この記事で分かること》
- 履歴書の書き方の基本
- 教員の職歴欄の書き方(公立・私立・教諭・講師)
- 免許・資格欄、趣味・特技欄の書き方
転職する前に読んでほしい!
初任の先生がすぐに教員を辞めない方がいい理由についても合わせてお読みください♪
履歴書を書く時のポイント
まずは、教員の方もそうでない方も共通の、履歴書を書く時の基本について解説します。
当たり前のようですが、これを頭に入れているかいないかで、履歴書の仕上がりも大きく変わってきますよ!
事実を正確に書く
当然のことですが、履歴書には事実を正確に書きます。
そんなの当たり前だよ!
…と思われるかもしれませんが、意外とそれが難しかったりします。
誤字脱字や、学歴・職歴での年度間違い、学校や勤務先の正式名称等々…。
普段書きなれていないことなので、特に注意を払って書くようにしましょう。
最近では、インターネットで検索すると、年号早見表も出てくるので活用してみましょう!
わたしは、マイナビ転職のこちらを使用しました。
https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/rirekisho/07/
自分の生年月日を入力すると、学校の入学・卒業年度を計算して出してくれます。
広告は出ますが、会員登録は不要、無料で利用できます。
面接で聞かれることを前提に書く
履歴書に記載した内容は、面接で聞かれることを想定しておくと良いでしょう。
職場や学校の正式名称はもちろん、役職や仕事内容等、履歴書に書いた内容は口頭でも答えられるように用意しておく必要があります。
趣味や特技の欄に、なんとなく記載したことも聞かれることがあるかもしれません。
例えば、「趣味:読書」と記載している場合、「最近、どんな本を読みましたか?」と聞かれる可能性があります。
面接で聞かれても、スムーズに回答できるような内容を、履歴書にも書くようにしましょう。
教員の職歴欄の書き方
さて、一番悩みどころの職歴欄の書き方です。
公立の場合と私立の場合で少し異なるので、それぞれ解説していきます。
公立学校勤務の場合
公立学校に勤務している場合、職歴を書く時のポイントは以下の通りです。
- 教諭の場合、「○○県教育委員会 採用(退任)」
- 講師の場合、「○○県教育委員会 任用(任期満了)」
- 学校名まで書きたい場合は、「○○市立○○学校 着任または赴任(離任または退任)」
教諭の場合
職歴欄には、「○○教育委員会」でまとめて書きましょう。
具体的な学校名や詳しい仕事内容は職務経歴書に記載すればOKです!
教諭の場合は、「採用」「退任」と書きます。
講師の場合
教諭と同様に、職歴欄には、「○○教育委員会」でまとめて書きましょう。
特に講師経験が長い場合、赴任した学校全てを書くと、文章が長くなってしまいます。
こちらも、具体的な学校名や詳しい仕事内容は職務経歴書に記載すればOKです!
講師の場合、「任用」「任期満了」と書きます。
学校名まで書きたい場合
もし、勤務校まで詳しく書きたいときは、
- 「〇年〇月 ○○市立○○学校 赴任(または着任)」
- 「〇年〇月 ○○市立○○学校 離任(または退任)」
と書くと良いでしょう。
わたしは、職務経歴書の提出がなかったので職歴欄に学校まで記載しました。
本来であれば、具体的な学校名まで記載する必要はないかと思います。
私立学校勤務の場合
私立学校に勤務している場合、職歴を書く時のポイントは以下の通りです。
- 「学校法人」から、正式名称で書く
- 「採用または入職(退職)」と書く
学校の正式名称を書く
公立の学校は、「○○県立」または「○○市立」から始まる場合が多いのに対し、私立は、「学校法人」から始まる場合が多いです。
学校の正式名称を正確に記載しましょう。
「採用または入職(退職)」と書く
私立学校の場合も、学校ごとに採用試験があるのが一般的です。
ですから、公立と同じように「採用」と記載して問題ありません。
一方で辞めるときは「退職」と書きます。
非常勤等の場合は、「契約期間満了により退職」と書くと良いでしょう。
「現在に至る」は右寄せ
職歴欄の最後に記載する「現在に至る」は右寄せで書きます。
句点(。)は不要です。
教員の免許・資格欄の書き方
運転免許や教員免許状は、正式名称を記載しましょう。
特に、教員免許は種類が多いので、原本を見ながら書くことをおすすめします。
特に気を付けるポイントは以下の通りです。
- 「一種」「二種」「専修」のどれか
- 中学校、高等学校の場合、教科は()に書く
- マイナス評価になる資格は書かない
「一種」「二種」「専修」
教員免許には種類があります。
自分が持っている免許が、「一種」「二種」「専修」のどれなのか必ず確認しましょう。
一種免許状は大学卒業、二種免許状は短大卒業で取得できる免許です。
専修免許は、大学院修了で取得できます。
なお、履歴書を書く時等に、「第一種」「第二種」のように、数字の前に「第」を付ける人がいますが、これは間違いです。
気を付けましょう。
中学校・高等学校の場合、教科は()に書く
中学校・高等学校の場合、教科を()で記載します。
マイナス評価になる資格は書かない
免許・資格の欄がスカスカだと、ついついたくさん書きたくなってしまいますよね。
でも、難易度の低い検定や低い得点のTOEICスコアは記載しない方が無難です。
場合によっては評価が下がってしまうこともあるそうです。
一般的にTOEICなら600点以上(外資系なら700点以上)、英検・漢検なら2級以上の成績なら、書くことも推奨されます。
ただし、就職先によって求められる水準がことなりますので、注意が必要です。
ちなみに、英検・漢検の正式名称は、
- 英検…実用英語技能検定
- 漢検…日本漢字能力検定
になります。
教員の趣味・特技欄の書き方
趣味・特技の欄は、自分を知ってもらうためのスペースです。
好きなことや得意なことを正直に記載しましょう。
部活動等で入賞歴がある人は、それを記入するのもおすすめです。
採用担当者に好印象を持ってもらえるような内容だとなお良いです。
趣味・特技として履歴書に記載したことは、面接で聞かれることもあります。
質問されても困らない内容を書きましょう。
教員の履歴書の書き方は? まとめ
履歴書は、転職する際必ず必要になる書類の一つです。
採用相手に自分のことを知ってもらうためのツールでもあります。
相手に自分の思いが伝わるように、よく考えて、丁寧に書きましょう。
履歴書を書く時の基本は、
- 事実を正確に書く
- 面接で聞かれることを前提に書く
この2点です。
教員が転職のために履歴書を書く時に気を付けたいポイントは、以下の通りです。
- 職歴欄の書き方は、公立・私立、教諭・講師によって異なる
- 免許・資格欄は、有利になる内容を正確に書く
- 趣味・特技欄は、面接で聞かれることを前提に、正直に書く
しっかり準備して、理想の転職へ一歩踏み出しましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました(^^♪