元小学校教員主婦のひとり言

【元・特別支援学級担任が語る】支援級担任の1日ルーティン大公開!!

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こんにちは、PAOです!

先日家族でドライブに行ってきました!

旅行もそうですが、出向いた土地の名産品や地元グルメを堪能するのがお出かけの楽しみですよね♪

まだ息子が小さいので、長時間は厳しいですが、ちょっとした遠出はいい思い出作りになりそうです。

 


 

さて、今日は、特別支援学級についてのお話です。

実は、わたしは小学校教員時代特別支援学級の担任の経験もあります。

特別支援学級の担任の仕事は、通常級の担任と異なる部分が多いです。

そこで、今日は特別支援学級の担任は、普段どのような一日を送っているのか、についてまとめてみました。

 

特に、特別支援学級の担任を経験したことのない先生方の参考になるかと思います!(^^)/

 

 

目次

特別支援学級と一言で言っても、学校によって位置づけが全然違う!

 

そもそもですが、特別支援学級の位置づけとか子どもたちの過ごし方は、実は学校によって様々です。

 

例えば、わたしが勤務していた学校では、

  • ランドセルや着替えなどの基本的な荷物は特別支援学級に置く
  • 朝の会、帰りの会を含む学活は特別支援学級で過ごす
  • 交流の授業の時に交流級へ行く
  • 給食は特別支援学級で食べる(週に一回交流級で食べる日がある)
  • 基本的に、特別支援学級を中心に一日を過ごす

といった感じでした。

 

一方で、同市の別の学校で特別支援学級を担任していたわたしの友人のところでは、

  • 荷物は全て交流級に置く(特別支援学級には、自分の机といすがあるのみ)
  • 朝の会も帰りの会も交流級で過ごす
  • 国語と算数以外は全て交流級で授業を受ける
  • 給食は交流級で食べる
  • 基本的には在籍している交流級で一日を過ごす

といった感じだったそうです。

 

これだけ切り取ってみても、全然違いますよね。

   

ですので、今日の内容は、あくまでわたし個人の経験談になりますのでご了承くださいm(_ _)m

 

 

特別支援学級担任、一日ルーティン

 

わたしが、特別支援学級を担任していた時の一日の過ごし方です。

 

特別支援学級担任の1日の動き
  • 7:45
    出勤

    ※わたしは出勤が遅い若手でしたが、本来は子どもたちが登校するより早く来る先生がほとんどです(笑)

    わたしの友人の場合ですが、児童の一人に、担任(友人)がいないと学校中探し回ってしまう子がいたので、ゆっくり出勤できなかったそうです。

     

  • 8:15
    朝の会

    わたしの勤務校は、知的と情緒で合わせて3クラスありましたが、朝の会は合同で行っていました。

    特別支援学級には、急な予定変更が苦手な子もいるので、予定確認は超重要です。

     

  • 8:45~
    1~4時間目(間に休み時間あり)

    交流級での授業がある子どもたちは、時間に遅れないように支援級の教室を出発します。

    交流がない子どもたちは、支援級での授業になります。

     

  • 12:00
    給食

    給食も3クラス合同です。

    1~6年生までそろうので、実は配膳が難しいです。(1年生は少なく、6年生は多く等)

    偏食の児童も多く、指導は大変です。

     

  • 13:00~
    昼休み、清掃
     

     

  • 13:45~
    5~6時間目、帰りの会、下校

    1~6年生で下校時刻が異なります。

    それぞれで帰りの会をして下校になります。

    高学年が授業をしている横で、低学年が帰りの用意をしていることもあります(笑)

     

  • 15:30~
    放課後
    • ●授業準備
      •  個別の学習と集団の学習、学年による差や能力差を考えて内容を考えます。
    • ●イベント企画
      •  特別支援学級は、通常級よりイベントが多い印象があります。
    • ●特別支援学級同士での連絡・打ち合わせ
      •  次の日の予定、近日中の行事など、確認をします。
    • ●交流級との連絡・打ち合わせ
      •  次の日の時間割の確認や、持ち物など、子どもに連絡することを確認します。
    • ●事務仕事
      • たくさんあります(笑)

     

  • 19:00~20:00
    退勤

    退勤時間は日によってばらつきがありますが、特別支援関係の書類の提出があったり会議があったりした日はたいてい遅くなります。

     

 

特別支援学級担任の大変なところ

 

特別支援学級同士での連携

わたしの勤務校では、特別支援学級は3クラスありましたが、合同で行う活動も多かったです。

毎日の朝の会や給食はもちろん、音楽発表会や6年生を送る会などの行事でも、合同で出し物を用意しました。

そのため、日々、それぞれの学級の時間割や予定を確認していました。

 

学校によっては、1クラスを3人で指導する、といった体制をとっているところもあるようですね。

 

交流級との連携

児童は一人一人親学級があり、どの教科・活動で交流するのか人によって異なります。

そのため、交流級の先生と次の日の時間割から、数日後の予定まで連絡を取り合います。

交流級の先生方もそれぞれお忙しいので、こちらからアプローチしないと忘れられてしまうこともあります。

 

運動会や遠足などの、学年の行事の時は、いつもと時間割が異なることが多いので、連絡を確実にとっておかないといけません。

 

イベントが多い

特別支援学級は、イベントが多い印象があります。

調理実習をして、作った料理を保護者にふるまうイベントや、学校の外に出て外食体験、近隣の小中学校と交流会等、さまざまなイベントがありました。

そのたびに、イベントの企画、引率があり、準備、交流級の担任や保護者への連絡が必須となります。

子どもたちの成長のためには欠かせないイベントではありますが、担任としてはなかなか負担の大きなものでしたね。

 

まとめ

 

特別支援学級は、人数が少なく、いつも楽しく遊んでいる印象があるため、実はらくちんな仕事なのかな?と思われがちです。

通常級も特別支援学級もどちらの担任も経験してわたしが思うのは、「特別支援学級の担任は独特の忙しさがある」ということです。

人数が多い通常級は、毎日の丸付けや宿題、ノートチェックが大変です。

確かに特別支援学級の担任の先生にその仕事はありません。

しかし、先生同士での密な連携や、子ども一人一人にあった課題の準備などがあるので、決してらくちんな仕事ではないのです。

 

通常級も特別支援学級も、どちらも楽しさ難しさがあります。

ただ、特別支援学級の担任を経験することは、教師としての成長に必ず繋がるとわたしは思います。

特別支援学級の担任を経験して、学校という仕事への見方が変わりました。

 

間もなく人事が動き出す時期ですよね。

興味のある方は、ぜひ特別支援学級の担任を希望してみてはいかがでしょうか?

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました(^^♪

 

 

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この記事を書いた人

小学校教諭として5年勤務した後、帰郷&出産のため退職。
1年前、再就職を試みてジョブカフェに足を運ぶも、
「職務経歴書?何書くの?」
「添状?何それ美味しいの?」
状態で絶望し、教員の転職について勉強しました。
この経験から、教員の転職のノウハウについて発信しています。
その他、学校のあれこれや子育て関連の記事も公開中。

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